仕事に上司と部下は必要なのか




仕事の愚痴、悩みの多くは上司と部下との人間関係にあると思います。そもそも仕事をする上で上司・部下という役職は必要なのでしょうか。結論から言うと上下関係が生じる役職・管理職という制度はいらないのではないかと考えます。

仕事における上司と部下から生じる人間関係の悩み

仕事上の悩みで多いのは上司・部下との人間関係ではないでしょうか。部下は上司に対して愚痴を吐き、上司は部下に対して文句をいうことが日常的に行われています。

上司に怒られてばかりでつらい、上司が全然仕事しなくて困る、上司のパワハラ・セクハラがひどい、上司と価値観や性格が合わなくて困っている、、、、

部下が言うことを聞かない、部下の向上心がない、部下の仕事が遅い、部下の報告・連絡・相談がいつもない、、、

一方で同僚への愚痴や悩みは上司に対するものほど聞かない気がします。同じ職場にいるのに同僚と上司ではこんなにも違いがあるのです。不思議ですよね。

上司・部下の人間関係が上手くいかない要因は、役職への過度の期待があるからではないでしょうか。

理想の上司はこうあるべき、理想の部下はこうあるべきという幻想。同僚に理想を求める方はあまり見かけませんが上司・部下という関係性が生じた途端に理想像を求めてします人が多い気がします。

自分の中にある上司・部下の理想レベルを少し下げてみると気分的に楽になると思います。

僕の場合は、新入社員として入って数ヶ月の頃、先輩から「ここの管理職はいないと思って仕事したほうがいいよ」と言われ、その時は変な組織だなと思いあまり実感が湧かなかったですが、経験を積むにつれその言葉の意味がわかるようになりました。

以前、上司の仕事ぶりや態度に悩む同僚から相談を受けた際、僕が先輩から言われた言葉の話をしたところ、随分気分が楽になったそうです。やはり役職に対する過度の期待というのは禁物でしょう。

管理職の役割とは

仕事の悩みの多くは役職制度にあるということがわかっていただけたかと思います。では、そもそも管理職の役割とはどのような事があるのでしょうか。

管理職の役割は大きく分けて以下の三点です。

  1. 業務の企画・遂行・改善
  2. 部下の育成
  3. 経営理念・ルールの浸透

僕は20年以上社会人をやっていて6名ほどの管理職の下で働いてきましたが、上記の三点をきちんと遂行された方に未だ出会っていません。当然僕が見てきた範囲なんてごくごく一部で有能な管理職の方も大勢いらっしゃると思います。

しかし世の中の何割かの管理職は、その役割を遂行できていないのではないでしょうか。幸い僕の場合は管理職に全く期待しないよう教育されてきたのでストレスは感じず今までやってこれています。

HOLACRACY(ホラクラシー)~役職をなくし生産性を上げるまったく新しい組織マネジメント~

ホラクラシーとは欧米の一部企業で導入されているシステムで、階級や上司・部下の関係が一切存在しない組織の管理体制のことを表しています。従来の中央集権型や階層型などヒエラルキー組織とは逆の新しい組織体制です。

管理職のことを調べていた時に「管理職の役割って今、自分たちで担ってるわ。いらないかも管理職」となり色々検索して辿り着いたのがこのホラクラシーでした。

詳細は以下の書籍を読むとよくわかります。

この本は僕にとっては衝撃的でした。会社組織なんて階層型のヒエラルキーが当たり前だと思っていたところに全く新しい考え方で斬新な組織づくり。こんな組織を作ってみたいと切に思いました。

僕の心に刺さった目次をピックアップしてみます。

  • 都市、あるいは人体のような組織
  • 権力を人ではなくプロセスに持たせる
  • リーダーの夢が組織をダメにする
  • 人間ではなく「役割」を主役にする
  • リーダーの解放と「リーダーであふれる組織」
  • 感情や関係にとらわれず目的を遂行する組織
  • 何よりも、組織の進化

こんな感じで組織づくりに携わる方にとっては非常に有益な情報が詰まった1冊だと思います。

まとめ

職場での悩みで多くを占める上司・部下の人間関係を一気に解決するホラクラシーという組織体制。しかしこの組織形態を取り込むには多くの障壁が立ちはだかるでしょう。

僕の知人でワンマン管理職の下で働いている若い方がいます。ある時、彼が新事業のアイデアを提案したところ「そんな事はおまえの考える事じゃない」とワンマン管理職に一喝されて終わったと話していました。

このような職場環境では改革案を実行することなどは困難を極めることが予想されます。

人間というのは世間一般に浸透していない制度や言葉を受け入れるにはかなり抵抗があると思います。僕自身も職場で「ホラクラシーが・・・」と説明したところ、すんなりとは受け入れてもらえませんでした。

しかし、同僚にアドバイスを受けホラクラシーありきではなく言葉を変えて説明してみてはと言われ、内容は同じでも一般的な言葉を使い資料を作って説明したところ受け入れてもらえ現在組織体制を変化させている途中です。

これからの時代に合った組織体制は間違いなくホラクラシーだと思っています。少しでも多くの方がより良い職場環境を整え幸せなワーキングライフを送れることを願っています。









コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です